初心者目線で棒ノ嶺(棒ノ折山)をレポート。言われてるほど決して楽ではないし、雨天なら独りで行かない方がいい、、と思った。(後編)


ここまでで、登山口から1時間。

沢歩きが楽しくてノンストップできたのでカップルには先行してもらいわたしは小休止。

漠然と、「今来た沢の道を下りで使うのは滑りそうだし危険だよなー、やっぱ尾根伝いに降りるしかないな」と一人合点し、岩茸石に向け出発。

階段と斜面を10分程登り、ゆるくトラバースして岩茸石に到着します。

この登りも結構こたえました。

この岩茸石が分岐点となり山頂方面、川又に降りる滝ノ平尾根、林道に出て名栗橋に降りる湯基入林道に分岐する。

天候に不安を感じながらも山頂方面、次なる目標ゴンジリ峠(権次入峠)に向かって歩き始めます。


10:50 山頂断念

岩茸石からゴンジリ峠までは10分程度の上りですが階段が続き心拍数上がります。

峠についたあたりでガスで視界が効かなくなりました。

山頂まではあと500mほどですが登り切ったとしても何も見えない上に、山頂うろついて方向感覚失うことも恐ろしかったので、ここまで来ての山頂断念!

くるりと踵を返し、きた道を岩茸石まで戻ります。


11:00 滝ノ平尾根へ進入

さて、ブログなどを読んで得た知識では岩茸石の左側を回りこんで通過すると尾根への入口へと続いている、、と言うのはインプットされている。

途中見えてくるであろう目標物もいくつかは把握している。

目の前には巨岩、周りは霧だらけ。無音。

先行したカップルは頂上を目指したのか、、、鎖場で追い越したグループが登ってきている気配もない。

ひとりきり。間違った方向に進んでもなんか言ってくれる人はいない。

「ひょぉぉぉ」という音がこころの方から響いてきました。


地形図をもう一度取り出して見てみる。

尾根の方向は間違っていない。右に下れば林道と合流するトウギリ林道コースもあるが、予備知識ゼロ。林道にうまく出られればこちらのほうが楽そうであるが事前に調べている尾根を選ぶことにする。


岩茸石を左から回りこむ。けっこう窮屈。

降り立ったところが果たして本当に尾根の入口なのか確かめるすべはない。

脱出口まで3.1km 12:30に地上に降り立っていたら自分を褒め称えよう。


おそらく500mも下れば最初の林道に当たるはず。15分下って林道に当たらなければ尾根道進んでないと判断してここまで戻ってくることをルールとした。


出だしは平凡な林道の様相。

ひっじょーにラッキーな事に登山道の左右で木の感触が違う。(ガイドブックによると右が針葉樹、左が落葉樹らしい)このアンバランスな林のどまんなかに自分が立っていればとりあえずコース通りと考えることにする。

一応、赤いテープもところどころにぶら下がっている。

このマーキングが自分にとって都合のいいものか、奈落への道標かは500m下ればはっきりするはず。


ところどころ木の根っ子や岩が露出している程度で歩きやすい。

視界は相変わらず効かないが、道筋ははっきりしている。

晴れていれば、手探りでなければとても楽しそうな登山道です。


予定通り、15分ほどで林道と交差。

ふう!ここまでオッケー!

サックをおろして水分補給と小休止。

この林道、地形図によれば、左に行けば往きに東屋があったところ。

右に行けばトウギリ林道として名栗川橋まで下っていける。が、この後、この尾根と2回交わった末にかなりグルグルととぐろを巻いて登っていくようである。距離も勾配もわからない。

とりあえず、尾根道の1stレグはあっていたと評価し、このまま尾根を進むことにする。


11:20 草まみれの白地平

2ndレグ入口の道標では川又まで2.9km。全然減ってねぇじゃん。

入口から覗いてみるとここからかなり道幅が狭くなって草もせり出している。

ここまで半袖で行動していましたが、虫ちゃん対策にウィンドブレーカーを羽織っていざ。

細いけどはっきりした道を軽くアップ・ダウンしながらハイペースですすむ。

ブヨだかアブだかもけっこう長いことまとわりついてきて長袖大成功。

どんどん進んで行くと


うっそー、、、こんな草むら絶対はいらない。普段なら。

ボール取りに来たら、見つかんなかったと嘘ついても入んない。

でも、入んなきゃ帰れないので猿岩石気分で進む。


おお、右手にブログで見た朽ち果てた展望台。

あってる、あってる、、あってるよ。

ここは白地平というらしい。が、特にこれといった説明もなかった。

しっかし、こんな危なっかしいもの誰が何のために使うんだろ。いちお立ち入り禁止になっていました。


白地平をあとにすると、川又まで2.4km。

切通状の急斜面をロープを伝って下ると2回めの林道合流。

降り始めて30分、川又まであと半分くらいか。

相変わらず霧が濃く林道もどこに向けてつながっているのかまったく見て取ることはできない。

ええぃ、林道学習は次来る時までの宿題にして尾根下りに集中しなさい。


3rdレグは割と短距離で3度目の林道に当たりますが、急勾配&丸太階段地獄。

丸太階段が浮いていたり、破損していたりでめっちゃ歩きにくい。

道が明確なのはありがたいが、なんとかならんかこの階段。

最後は石造りの、神社の境内みたいな階段を降りて林道に当たる。


4thレグの入り口はガラッと様相が変わり、薮っぽい雰囲気に、、いやだなぁ。

川又まで1.9kmの道標を越えたあたりから勾配の角度が増し、薮の下の崖にへばりつくような道に変わっていきます。

藪側にはロープが張られて規制されていました。

このがけ下の道を巻道と勘違いして藪の中を直進しようとする人が多いのかな?

崖道が大きくカーブした先には、、、、


ぎゃあぁぁぁ

木の根っこだらけの急勾配の森が急に開けました。

もはや道はありません。多分、モーグルのかスラロームのように谷に向けてひたすらまっすぐ落ちておいしかなさそうなんですが、先がガスで霞んでいるので到達点が、出口が、次の展開が読めません。

とにかく5m降りては左右をキョロキョロを繰り返し次のとっかかりを探しながら進みます。

もうこのあたりはあたり1面杉で自分の立ち位置を確認する術もありません。

程なく降りると薄ぼんやりと丸太の階段が見えてきたのでそこを目指して降りていきます。

「埼玉県の助成金で階段整備してまーす」的な看板のある折りやすい階段を進むと、また森が開けて先程と同じパターン。

写真を撮っている余裕もなくテキストだけで申し訳ないですが、この区間が一番緊張したし、疲れました。


悪魔の森ゾーンを超えると川又まで1.4kmの道標。

500m近く悪魔と格闘してたのかよ、疲れるはずだ。

道標を超えると、下りの勢いが増しています。

地形図時も「急坂になり注意」と記載されているエリアに突入したようです。


急勾配に割掘、根っこ、ザレの複合攻撃!

根っこに引っかからないように、ザレにあしもと救われないように、、、

しっかし、土砂降りになったらここは川になるね。

この状況が1kmほど続きます。

長かった、親指に結構ストレスかかったのかつま先がジンジン。

こっちのルートで登りは。。。こころ折れるな。多分。


川又まで0.5kmの道標の先はまた悪魔の森。

が、ここまで降りてきたら視界は効いてるし踏み跡もしっかりしてる。

川音も聞こえ始めた。

森を超えると一本道が伸びている。

間も無く脱出を実感。民家に注意!の看板。は?


12:05 ゴールは意外なところに

林道を抜けると民家の庭先とお墓の間の生活感丸出しの現世といきなり遭遇します。

河川広場というキャンプ場から楽しそうな嬌声がガンガンひびいてきます。

入間川にかかる相生橋でゴール。

そういえば、、、、

頂上断念したので上で食べる予定だったおにぎり食ってない。

朝4:30に朝ごはん食べてからなんも食べてない。安堵とともに急激に空腹をおぼえ、今日の行動を振り返りながら橋の上で座り込んでおにぎりをくらう。

9:30入山して約2.5時間。走行距離約9km、歩数約19,000歩

ガイドでは平均歩行時間4時間15分とされているが、頂上断念した分差し引いても結構平均的ペースなのかも。

前回の高尾、小仏ルートは4時間、14kmだったけど、倍以上つかれた気がする。

疲れの原因はあほな行動原理。

きちんと準備して晴れた日に再アタックします。


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