蓼科中央高原 横谷峡遊歩道 マイナスイオンとうらぶれ感漂う観光地にやられる


【横谷渓谷を一言で言うと】

渋川の渓流沿いの約6kmの遊歩道。4ヶ所の滝がありマイナスイオン感満載。

上流から下流に向かうコースを取らないと、結構な登りにやられます。



【発端】

7月の日曜日、「小屋フェス」なるイベントを覗くため長野県茅野市の尖石遺跡に足を運ぶことになった。

言い出しペの嫁は「小屋フェスにまいりますの」などと浮かれているが、100%ノープラン。

「モヤさま」だってディレクターがもっと下調べしているくらいである。

お目当てのイベントのウェブサイトを見る限り、2時間もあれば事足りくらいの内容である。

片道3時間、1人15,000円くらいかけてのイベントとしては敗北感まみれである。

「ついでに足を伸ばすとしたらどこかな?」と仕事の傍ら探し始めたのがうらぶれ観光地にやられる序章。

信州だし、夏だし、テーマ設定としては「涼しい」「みずまわり」そして「お散歩」

そんなあたりのキーワードを頭のなかでグルグルさせながら選び出したのが「北八ヶ岳のロープウェイでてっぺんまで」というコースと、「横谷渓谷でマイナスイオンまみれの散歩」というコース。


【やられる予感はあった】

信州、特に蓼科周辺をバスで旅した人はご存知かと思うが、とにかくバスの本数が少ない。

今回もイベント会場から横谷渓谷までは「メルヘン街道バス」とかいうハイジが乗っていそうなバスが1日1本!

帰りもしかりである。

MicroSoft OneNoteでどのデバイスからでも見られる旅のしおりも作り危機管理対策は万全であるが、いかんせん帰りのバスまでうまく時間が潰せるかが問題である。

蓼科中央高原観光協会のウェブサイトを見る限り、「観光協会のメルヘンチックな建物を中心にお食事処も揃っておりますのよ」という感じを信じて横谷渓谷に足を伸ばしてみることにした。


【ひんやりと涼しい夏の午後散歩】


渋川、Google Mapで見る限り源流はどうやら八ヶ岳の方に源を発しているようで、国道299号(メルヘン街道)やビーナスラインに沿うように諏訪湖に流れ込んでいる。

横谷渓谷は信州でもトップクラスの紅葉の名所らしく、秋や滝が凍結する氷瀑の時期がメインシーズンのようで、夏場にのこのこ現れて「閑散としとるのぅ」とかいってる方がオマヌケのようです。

私達は途中の尖石遺跡から乗車しましたが、JR茅野駅から「メルヘン街道バス」が1日3本、上流側入口の「横谷観音」まで40分位で到着します。

横谷観音は標高1500mちょいあるとのことなので、駐車場展望台からの眺めはそれなりに「ひょー」って感じ。

紅葉の時期はかなり染まりそうです。

正体不明のジジイが「正面に見えるのは御嶽山だ」と言ってましたが、ウソかホントかわかりません。(ウェブで調べたところ正面に見えるのはどうやら中央アルプス一帯らしい)

あ、ちなみに日曜午後のこのメルヘンバス、乗っていたのはわたし達入れて4人、渓谷まで来たのはうちらだけでした。

さて、この横谷観音から渋川のほとりまで降りていくのですが、これがかなりの急斜面。

冬場で凍結したり、ぬかるんでいたら結構危ない感じです。頻繁に立て看板があり「ここは遊歩道ってより登山道だから心してかかれよ。嫌なら引き返せ」って言ってます。

降りる人はいいですけど、逆コースから登ってきた人は「いまさら?」って感じです。

実際、すれ違う人たちからは「あとどれくらい?」と聞かれることしばしばでした。

ここからは渋川沿いに王滝~一枚岩~霧降の滝~乙女滝と、次々に見所が現れます。おそらく根性入れれば川にそって道なき岩をたどって常に渋川と共に行けるのでしょうが、そこはド素人。しっかりとあんまり平坦でない道を進みます。

時々、流れに合流してはパチリ、滝に遭遇してはパチリ。

川上から風が吹いていたので、滝のたもとに行くと涼しい風と飛沫でたっぷり癒やされました。

足元は最初の下りは険しかったものの、それ以外はわりとなだらか。ですが、当然未舗装なのでトレッキングシューズみたいな感じのほうがよさそげでした。


【そして寂寥感に包まれる】

下山コースの終点は横谷温泉旅館。外見は「えっ?」て感じだけどウェブを見るとそれなりに今っぽい感じの造りにはなっている模様。

ここから国道に合流するわけですがサビの浮いたホテルとか、ドリフ池のような真緑のプールとか、門が朽ちた別荘とか、、なんかさびしー感満載。

観光協会のウェブで見たご飯やさんとか、行き掛けに看板が見えた腸詰屋さんとか土産物屋もやってない。

仕込中ならまだいい方で、お店にひとけがない。

そして観光協会までもメインコンテンツの手打ちそばの店が「完売のため閉店」だそうだ。

このひとけで完売って、、、どんだけ仕込んでんだよ。

とにかく目に入ってくるものは行き交う車とどこかにサビやほころびの浮いた建物だけで、ひとはウチラだけ。

帰りのバスまで約2時間。むむむ。やはりな。

タクシーを呼んでみたが配車に1時間以上かかりそうだし、日帰り入浴かんげーと書かれていたお宿に電話してみたら「日帰りやってねっす」といわれ、、むむむ。やはりな。

予感はしていたけど、可能性はあったけど、ドツボにはまるとは。

そもそも、日曜の14時台に観光地が店閉めてていつ商いすんねん?と思っていると国道脇に学園祭クオリティの看板を発見。

お菓子な茶店 ちゃいぶ 土日もやってるよ〜」と。

看板いわく、ここから450m。あまりいい予感はしなかったが時間だけはたっぷりあるので行ってみることに。

白樺の並木を歩いていると。きつねがひょっこり。

嫁「いぬ?」

「いや、きつねでしょ」

嫁「ほんとだ、キタキツネ」

いや、キタじゃないすから。

ちゃいぶはとてもファミリー感あふれるお菓子な茶店でした。なんせ、いまどきサイトURLに「~」ついてますから。

いただいたココナッツのアイスクリームは手作りではないと思うけどかなり濃厚でした。

「えきねっと」で帰りのスーパーあずさのモバイル予約しながら、バスの時間までまったりさせてもらいましたよ。お菓子な茶店。


【今度は車で】

ガッツリ装備で氷爆の時期にもう一回来てみたい。そして下流に車停めて折り返してくるコースで。

そして折り返したら、即かえる。

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