2015年初開催となる「小屋フェス」なるイベントの成否はいかに?

母親に「馬鹿ぢゃないの?」と罵られながらも老後は都内の土地を引き払い田舎暮らしを画策してる私としては、「庭先にこぢゃれた小屋があってもいいかな?」などと、7月26日長野県茅野市へ「小屋フェス」なるイベントに行ってきました。


https://sumika.me/koyafes/

主催者によると

■小屋フェスとは?
美味しい空気を吸って、 野外で音楽を聞きながら、 地元のお酒と料理を頂いて、 「小さな暮らし方」を感じる。 「自分の暮らし方」を考える。 「どこに住むか?」妄想する。 新しい夏フェスです。

とのこと。

会場が縄文時代中期の住居跡などが出土した「尖石遺跡」だったり、庭先に小屋建てようなんてある程度小金を持っていそうな人相手に音楽フェス的な要素だったりと字面だけ追うと、「なんのこっちゃ?」って感じになると思いますが、実はいろいろ伏線があってしたべてみると 面白いのです。

【主催者のSuMiKaって?】

簡単に言うと「家を建てたーい、それも面白おかしく」って言ってるようなユーザーと専門家(建築、デザインなど)をウェブ上でマッチングさせるサービスを提供している事業者。

主要株主が(株)タマホームと面白法人カヤックと聞けば「お金と機動力とアイデア」につられて興味を抱く人も多いはず。

住まう側の妄想と提供者の事例コンテンツがうまく噛み合えばマリアージュってことですね。

わたしは全然知りませんでしたが、2007年頃から「Tiny House」やら「Living Small」などのキーワードが米国あたりからちらちら盛り上がっていたご様子で同社でも13年辺りから「小屋」を大きなコンテンツ、新たなマッチングの軸として捉えているようです。

【共催、後援企業から見えてくるもの】

後援企業には長野県の新聞、放送各社が並びます。まぁ、これは主催者の「機動力」を考えればふむふむと頷けますが、共催は茅野市や観光協会、商工会議所などが並び、「地方創世」としての役割も強いんだなぁと。

出展ブースの中には行政や商工会による移住相談、不動産情報などもあり、今どきの「テレワーク」事情も含め若くてアンテナ張ってる人たちが食いついてくれればという思惑も見えてきます。

それであればフェスという形態だったり、音楽フェス的なアプローチであったりというのもなんとなくですが、「ふーん」って感じにもなります。

縄文時代のスモールライフと小屋の持つ「LivingSmall」の親和性だったり、疲弊した別荘地に活力を取り戻したい行政の目論見であったり、ビジネスを拡大したい出店者の商人魂がうまく回りだせばムーブメントとして成り立つのかなぁ、とも思ったりしました。

「小屋フェスさいこーです!」というtweetを見ると「あなたにとっては何がそんな良かったの?」と聞いてみたくもなりますが。

【小屋、小屋、これでもか小屋】

会場の名コンテンツはもちろん「小屋 Tiny House」。

甲信越、東海地方を中心にした小屋ビルダーというか、小屋メーカーさんが20社近く出店展示していました。

出展料は結構いいお値段で小屋1棟の販売価格の一割くらい。長野県内の企業さんはその半額になるそうです。

外見や内装はモダンだったりメルヘンだったり、カントリーだったりアーバンだったり各社それぞれ打ち出しは異なりますが、工法、施工はほぼ同じ流れのようです。

結構びっくりだったのは小屋はオーダー内容を向上で施工し組み立てまでしてしまう。設置は4tトラックに積んでクレーンで吊って設置。現場は基本大掛かりな基礎工事はなく設置部分に基礎、土台工事。水回りを組み込む場合はその処理。あっという間に出来上がってしまうのが常識のようです。

出店業者さんから聞いた話では基本設計が6畳(約10平米)でこれだと許可申請は結構簡単に済むとのこと。(木造なので設置エリアにより許可基準は異なるようです。さらにウッドデッキを増設して10畳くらいのスケールにすることが多いそうですが、ウッドデッキは屋根がないので申請はグレーで行けることも多いらしい。

この程度のスペースに水回りが必要か?とも思いますが、だいたい各社ともスケールに合わせたトイレ、キッチン、シャワーのユニットも完備していました。外置きの「五右衛門風呂現代版」も多く気受けられましたけど。

費用は基本の6畳ユニットで200万円くらい。それにデッキだ、基礎工事だ、運搬料だ、ロフトだ入れると400万くらいになるようです。水回りは更にお金かかります。

高いと感じるか、安いと感じるかは「目的次第」って感じです。

奥様のクッキー教室のスペースにとか明確な目的がないと、「小屋いいよね~」て投資して、「使わないね〜」では高い設備投資になっちゃいます。

わたしの場合、友と盃を酌み交わすこともないし、プライバシー確保するべき子もいないし、庭先カフェで小銭稼ぐぐらいしか利用用途ないかも。

【小屋で食べる食事って? 】

メインコンテンツの小屋に併設した「MARKET」。

募集要項によると「小屋で食べる食事を提案したい飲食店」をコンセプトにした県内外の飲食店のキッチンカーや薪ストーブ、リネン、ウッドインテリアのお店が並びます。

飲食は結構楽しみにしていて嫁と二人で5,000円近く散財してしまいました。

地元のキャベツを使用したたこ焼き「キャベたこ」とか、県内のレストランが提供するスモーク豚串の炙り焼きなども美味しかったのですが、印象に残ったのはUP SOUP(by 蓼科塾)のキッチンカーが提供する「ベジスープ」。

蓼科塾は「都会に暮らしながらも自然が好きで週末には田舎暮らしをしたい」そんな人達に蓼科ライフスタイルを提案している団体のようです。

『旬のズッキーニとトマトのカレースープ、酒粕パンとオーガニックメープルナッツつき』は動物由来のものは使用してない割にコクがあってとても美味しかったです。facebookによるとお昼すぎには売り切れたそうですがそれも納得。お豆腐のマフィンも独特の(ホットケーキのような?)食感で美味しゅうございました。

そんなこんなでお天気もよく見て、食べて、寝転んで2時間ほど過ごしました。

主催者の集客目標は9日間で15,000人。

結果としてどれだけの人が集まり、何棟の商談が成立し、茅野の活性化に寄与できたか。

自宅に帰って「ナポレオンの村」を見ながらイベント結果もリリースしてくれると面白いのになと思いました。

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